水に浮かんで進んでみよう

  • 初心者・カナヅチ
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水に浮かんで進んでみよう

水に顔をつけることに慣れ、頭まで潜れるようになったら、今度は水に浮かぶ練習をしましょう。
浮かぶことができれば、泳げるようになるまではあと一息です。頑張って練習してみましょう!

丸くなって浮かぼう

これは「ダルマ浮き」と呼ばれるもので、膝を抱えて丸くなって浮かびます。
立っている状態からいきなり膝を抱えて浮こうとすると、バランスを崩してしまいますので、順序よくダルマ浮きの体勢に入りましょう。

  1. 1. 大きく息を吸って上半身を前に倒します。
  2. 2. 顔も水につけ、静かに両足を底から離します。
  3. 3. 両膝を腕で抱えましょう。
  4. 4 .体の力を抜くと、背中を上にして浮く事ができます。
ダルマ浮き

沈むのが怖いかもしれませんが、体の力を抜いていれば沈むことはありません。
誰かにダルマ浮きをしている背中を押してもらい、水中に沈めてもらいましょう。
そのまま沈まずに、すぐに水面に浮きあがるのを実感できます。簡単には沈めないようになっているのです。
このダルマ浮きに慣れたら、抱えている膝を離し、手足の力を抜いてダラリとしてみましょう。こ
れを「クラゲ浮き」と言います。
丸くなって浮くダルマ浮きの手足をたらしただけのものです。
浮遊感を体感してみてください。

伸びて浮かぼう

「ダルマ浮き」「クラゲ浮き」ができるようになったら、手足を伸ばして体を伸ばして浮いてみましょう。
これを「伏し浮き」といいます。
体を伸ばして浮くときのポイントは、バランスよく浮くということです。
腰が折れていたり下半身だけが沈んだりするようでは、きれいな体勢とはいえません。
反対に、上を向いた状態で真っ直ぐに浮かぶのは「背浮き」と呼ばれます。
腰が折れてお尻が下に落ちないよう、まっすぐ浮かぶようにします。

立ち上がり方

立ち方も、順序よく立ち上がらなければ、バランスを崩して水の中に倒れてしまいます。
慌てずにゆっくりと立ち上がります。
まず、顔は水につけたままにし、両方の腕を下の方向にかきこむようにしながら、膝を上に向けるように胸に引き寄せます。
体が自然に起きてきますので、腕を更に後ろ方向へ引き、足を伸ばして底につけます。
この体勢になってから顔をあげましょう。
背浮きから立ち上がるときは、頭を起こすと自然に腰から沈みます。
足をお尻の方へ引き寄せ、同時に両手で水を押えるようにして足を底につきます。

け伸びの練習

体を水に浮かせることをマスターしたら、今度は「け伸び」をしてみましょう。
け伸びはプールの壁を蹴って、前に進む方法です。体勢は、腕を真っ直ぐに伸ばして耳につけるようにします。
背浮きの状態からのけ伸びは、腕は耳につけるようにするのは一緒ですが、顔をあげず、ヘソを見るようにアゴを引きます。
手のひらは重ねるといいでしょう。
背浮きの場合の腕の位置は、耳より前にすると沈んでしまいますので注意しましょう。

け伸びの仕方

け伸びは全ての泳ぎの基本になります。
これができるようになったら基本ができていることになりますので、4泳法にもチャレンジできるでしょう。
壁を背にして立ち、軽くジャンプをするようにしながら体を前に倒します。
体が水に入ったと同時に腕を前に出し、耳の横で構え、足は両方を壁につけます。
両足で壁を蹴り、体を真っ直ぐに伸ばして前にそのまま進みます。
姿勢を崩さないようにして、息が続く限り、動きが止まるまで進んでみましょう。

COLUMN~だるま浮きの思い出

小学校の頃、友達とプールでダルマ浮きをし、誰が一番長く浮いていられるかを競争しました。息が続かずに足をついて顔をあげると、まだ皆浮かんでいます。こっそりともう一度ダルマ浮きをして、息が詰まって顔を上げると皆がすごいと誉めてくれます。ズルをしたのは内緒です。そのうち皆ゴーグルをつけるようになり、ズルはできなくなりました。その他にも、ダルマ浮きをしている人をバスケットボールのドリブルをするように沈めて、浮かんでは沈めると繰り返して遊んだ記憶があります。