バタフライの泳ぎ方

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バタフライの泳ぎ方

バタフライは水泳の中でも、泳ぎ方が難しいと思う人が多いかもしれませんが、頭で考えるほど難しい泳ぎではありません。
平泳ぎが変化したもので、通称「バッタ」と呼ばれます。
腰が悪い人は避けた方がいい泳法です。

バタフライのキック

バタフライは力任せに泳いではいけません。
見た目はそのような印象を受けますが、力で泳ぐのではなく、リズムで泳ぎましょう。
それでまず、バタフライのキックについて詳しく解説していきます。

バタフライのドルフィンキックのコツ

ドルフィンキックとは、バタフライの代名詞とも言えるイルカのように両足を上下させながら水を蹴る、スタートやターンの直後に行うキックです。

図のように「曲げる」→「蹴る」→「伸ばす」の3つの動作をもとに行います。

ドルフィンキックの流れ

ドルフィンキックの一つめのコツは、水を蹴る前に膝を曲げすぎないことです。極端に曲げすぎてしまうと、水の抵抗を受けてスピードが落ちてしまいます。

次に、膝から下をしならせるようなイメージで、下ではなく後ろの方に蹴るようにします。この時、腰を無理に突き出すのではなく、キックに合わせて自然に浮き上がらせるようにします。

そして、抵抗を最小限に抑えるために、水を蹴った後で体を真っ直ぐ伸ばすことが大切です。

それでは、足の曲げ方・蹴り方・キック後の体勢の3つのコツをふまえて、動画でドルフィンキックの動きをチェックしてみましょう。

第一キックと第二キックのやり方

バタフライでは、1ストロークの中で2回のキックを行います。2つのキックには、目的や強弱の付け方などが異なるため、違いをしっかり理解しておく必要があります。

第1キックは前に進むために行うキックで、大きく力強く蹴ることによって推進力を高めます。

バタフライの第一キック

それに対して、第2キックは浮くために行うキックで、小さく素早く蹴ることにより、入水によって沈んだ体を浮き上がらせます。

バタフライの第2キック

バタフライは、1ストローク2キックが基本ですが、中には1ストローク1キックの選手もいます。1キックの場合、第2キックを打たないことで第1キックに集中することができますが、スピードを重視するなら、やはり1ストローク2キックが有効だといえます。

バタフライキックの練習法1~蹴伸びでキック

体を真っ直ぐ伸ばした蹴伸びの状態でキックを行う練習方法です。膝は90度に曲げ、足首は伸ばして、腰をしっかりと使ってキックで進んでみましょう。

キックの際に下半身が沈む場合は、上腕の内側をぴったり耳につけて、プールの底を見るように顔を真下に向けます。また、息継ぎする場合は、平泳ぎのように腕をかきながら呼吸をすると簡単にできます。

バタフライキックの練習法2~グライドキック

グライドキックとは、ビート板を使わないバタフライキックの練習方法で、気をつけの姿勢のように手を太腿に添えるやり方と、肘を伸ばして手を頭の上で組むやり方の2つがあります。

グライドキックを行う際、手の動きを意識する必要がないことで、キックに集中することができるほか、ビート板練習のように上体が固定されないため、バタフライ特有のうねりを身につけやすいのが利点です。

バタフライの腕の動き

バタフライの腕の動き

肘を持ち上げるようにしたら、頭、顔の周りを手の平で円を描くように水をかきます。
手が胸にきたら斜め後ろに水を押します。
水中でのこの一連の動きをS字になるようにスムーズに動きます。
この動きがスムーズでなければ、バタフライ特有の両手を広げて水の上を豪快に飛び出しながら泳ぐスタイルができません。

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バタフライのリカバリー

バタフライのリカバリー

バタフライならではのリカバリーは、見ていると豪快でかっこいいですね。
力任せにしていると進まないばかりか、体が水上に上がることができませんので、コツをしっかりと覚えましょう。
まず、水から手を出す位置は斜め後ろから出るようにします。
腰をしっかり使っていれば、水の上に肩が出るはずです。
あとは腕を横に回すだけです。
腕を上げてリカバリーするのではなく、腰を使ってリカバリーするのです。
腕の力だけで行おうとすると、肩が上がらないので無理して腕をあげることになり、体も沈んでしまいますし、腕も疲れてしまって泳げなくなってしまいます。
腰のうねりが重要な泳ぎ方なのです。
手の平は前を向かないように注意しましょう。

さらに詳しい腕の動きが知りたいという方は、こちらをお読みください。バタフライの5つのストロークの流れのほかに動画を紹介しています。

腕と足のタイミング

バタフライでは、腕と足の動きのタイミングが合わないと、前に進まないどころか泳ぐことができません。上手にタイミングをとりましょう。

第一キックのタイミング

第一キックは、手の入水とほぼ同時に行います。
入水直後、手を真っ直ぐ伸ばした状態で第一キックを行うことによって、推進力がぐんと増してスムーズに前に進みます。

第二キックのタイミング

第二キックは、手で水をかくプルのタイミングで行います。
水をかく手が、胸から腰の横あたりに移動してきた時に第二キックを行うと、浮上する力がうまく働きます。

それでは、第一キックと第二キックのタイミングを次の動画で確認してみましょう。

どんな場面でも腰を使って、手の先から足の先まで、しなやかにうねるようにします。
自分がイルカになったイメージをしてみましょう。

バタフライの速さ

バタフライは水泳の中でも、クロールに次いで速く泳ぐことができる泳法です。
元々は平泳ぎから変化した泳ぎ方で、競技でも平泳ぎとバタフライが混同して泳がれていた時代もありました。
平泳ぎが水の中でリカバリーするのに対して、バタフライは豪快に水上でリカバリーするため、両方を比べるとスピードにかなりの違いが出てきます。
そのため、平泳ぎとバタフライは別の泳法として区別されるようになりました。
平泳ぎよりも難しく見えるバタフライですが、体をうねらせることと、手足のタイミングさえつかんでしまえば、平泳ぎよりも泳ぎをマスターしやすいものです。