カナヅチを克服した泳げなかった人が体験した実体験から基づいた話~Part2

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カナヅチを克服した泳げなかった人が体験した実体験から基づいた話~Part2

カナヅチを克服した体験談~Part1に続いて、Part2です。
自分の子供から、自分自身の体験談まで、皆さんカナヅチを克服した色々なエピソードを持っているようですね。


どのように水泳がうまくなっていったのかを見てみましょう。

カナヅチだった我が子~航平

プール水面

カナヅチの我が子……私の下の子どもは水泳が全く駄目でした。
今は小学校6年生になり、学校のプールでも普通に泳ぐようになりましたが、小学校低学年の時までは泳ぐどころか、プールに入る事さえ、怖がって出来なかったのです。


幼稚園での水遊びの時に耳に入った水が原因で中耳炎になり、それからというもの水を怖がるようになってしまいました。

それが水嫌いになった本当の理由かどうかは今となっては解りませんが、それが一因なのかもしれません。

そのため、お風呂でも極力顔を濡らさないほどの水嫌いで、カナヅチ克服なんて遠い夢のような状態でした。

カナヅチ克服のためにスイミングスクールへ!

さすがに親として子どもがこのままカナヅチを克服出来ないのはまずいと思い、子どものクラスメイトの親御さんで、私も昔からよく知っている人に相談することにしました。

すると、その人も自分の子どもに水泳を習わせようと考えていたことから、一緒にスイミングスクールに通わせようという話になったのです。

我が子は友達が水泳を始めると言い出したので、その友達と遊ぶ時間が無くなるのが嫌だったこともあってか、スイミングスクールにすんなり通うようになってくれました。

スイミングスクールでのレッスンの様子を見学していた妻の話によると、通い始めたばかりの頃はプールサイドで遊んではいるものの、水の中には入らなかったとか……。

そうして、併設されていた幼児用プールにさえ入らない状況がしばらく続きました。

その当時のコーチも色々相談した結果、とにかく辛抱強く待つことにしたのです。

徐々に水に慣れていき……

そんな事が続いていたのですが、それでもスイミングスクールに行くわけですから、徐々に水に慣れてきたのです。 次第に、浅いプールの中を歩くようになりました。

親としては、水に入ってくれただけで驚き!

更にはプールの中を歩くだけでなく、水の中で遊ぶようにもなったので、もう安心でした。


その後、体が浮くことを教えてからは、ビート板をお腹に抱えて仰向けで浮くなどして、楽しむ事を覚えていきました。

徐々に顔も水中に入れる事が平気になり、水に対する恐怖心がなくなったのです。

水遊びから水泳へ

ビート版で泳ぐ子供

こうしてスイミングスクールのレッスン内容も、水遊びから水泳へと変化しました。
カナヅチだった子どもが、水嫌いを克服し、水泳を始めました。

プールサイドで上半身だけ水平にして教えてもらったり、長机の上でうつぶせになってフォームの練習をしました。
基本のフォームを習得すると、今度はプールの中に立ち、手だけで水をかく練習をしたり……。


今までカナヅチだったのが、まるで嘘のように着実に上達していったのです。

もうここまでくれば泳ぐことは時間の問題……と思っているうちに、いつの間にか普通に水泳が出来るようになっていました。

子どものカナヅチ克服をサポートし、水泳を習得させてくれたスイミングスクールのコーチには今も感謝しています。

カナヅチの私に訪れた転機~麻耶

小学生のランドセル

私は小学校に上がるまで、全く泳げないカナヅチでした。
水に入る事に恐怖心はなかったのですが、まだ水泳の技術や知識を理解していなかったので6歳までは水に浸かるのが精一杯でした。

小学校に上がると、同級生の中には早い時期からスイミングスクールに通っていた子がいて、水泳の素養を身に付けた小学生として皆に一目置かれる存在でしたから、カナヅチの自分としては羨ましい限りだったことを覚えています。

当然、水泳の授業では泳げる筈もなかった私……。

そんな私に転機が訪れたのは、小学1年の夏休みのこと。

学校主催で開かれた水泳教室に参加したのです。

開催場所は通っている小学校のプールでしたが、小学校に入って初めての夏休みだったため、早く遊びたい一心で最初は参加するのが嫌でした。

しかし上の兄弟達は既に泳げていましたし、私のカナヅチを何とか克服させたいという親の意向で、有無も言わさず参加させられることになってしまいました。

短期集中で練習できた!

水泳教室への参加人数が意外に多かった事と、1週間限定の体験レッスンだった事が今にして思えば集中力を切らさず練習出来た理由だったのではないでしょうか。

いつ終わるか分からない練習期間では当時の幼い私ではきっと集中力を維持出来なかったでしょうし、水泳教室に同級生が殆どいなければ心細さとマンツーマンの厳しさに付いて行けず、早々に行かなくなったかもしれません。

思うように上達せず……

水泳教室での最初の3日間は、ひたすらバタ足と水に浮く練習を繰り返し行い、4日目からやっと短い距離を泳ぐ訓練をしました。

ですが、私は主に水浮きの訓練を同級生がやっている所を端で見ているだけで、中々上達には至りませんでした。

やはり最初の難関と言われる水の中で息を止めたり目を開ける事に抵抗があり、それをするのが億劫でした。

早く泳げる様になりたいけど、練習は面倒……という子供特有の我儘な気持ちがカナヅチ克服の邪魔をするのです。

ついにカナヅチ克服!

水泳をする子供

5日目にはスイスイ泳げる同級生がいるのに、一向に泳げる気配を感じられずにいた私ですが、もう無理かなと諦めかけて望んだ最終日に信じられない事が起きました。

まるで全ての歯車が噛み合い出すかのように、10メートル程クロールで泳げたではありませんか!?

自分でも我が身に何が起きたのかと驚きと嬉しさで一杯になり、感覚を忘れないうちにと、どんどん練習を繰り返した事を覚えています。

まさにカナヅチを克服出来た瞬間でした!


水泳は自転車に乗れるようになるのと同じで、一度身につけば後は反復するだけで泳ぐ距離もどんどん伸びていきます。

こうしてカナヅチを克服出来た私は、高校に上がる頃にはクラス対抗の水泳選手に選ばれるまでに上達しました。

今も夏場限定ですが、プールに行くと2キロメートル程の距離を泳ぎます。

そう出来るのも、子供のうちにカナヅチを克服したおかげです。

極端に水嫌いの次男~さつき

水嫌いの次男

私は二児の母ですが、次男が水に入るのが極端に嫌う子でした。
色々と試してみた中で、我が息子に合っていたカナヅチ克服方法を紹介しましょう。

幼稚園に通う前から水嫌いだった次男は、プールや海に行ったときも腰辺りまで水に浸かるのは大丈夫なのですが、それ以上は入ろうとしませんでした。 無理矢理入れようとしても頑なに嫌がり、大泣きして陸に戻ってくるのです。

幼稚園時代、園にあった大きいプールは腰までしか水がなかったため、楽しそうに遊んでいました。 しかし、家族でプールや海に行った際には、相変わらず腰までしか水に入りません。

特に海では、ともすれば砂で遊んでいることのほうが多いくらいでした。

小学校入学で不安が的中!

小学校に入学したら、いよいよプールの授業が始まるので大丈夫かなと思っていました。

すると案の定、親子面談の時に先生から「水泳授業のことなのですが、泳ごうと頑張ってはいるものの、なかなか泳げずに溺れそうになったことが何度かあります」と言われました。

小さな頃から腰以上水に浸かったことがないし、泳いだことがないのだから当然溺れるわ……と、私は心の中でそう思いました。


さすがにこれではよくないと思い、子供と話し合って水泳の練習を開始することにしたのです。

我が家で実践したカナヅチ克服方法

お風呂とおもちゃ

次男のカナヅチ克服に向けて、まず練習場所として選んだのは『お風呂場』です。 水に慣れ、そして水に潜ることに慣れなければいけません。

子供に教えたのは「お風呂の中に潜り、3秒だけ数える」ことです。

すると、簡単に潜ってくれました。

私が知っているのは腰までしか水に入れない息子なのに、小学生になり、いつの間にか成長していたのですね……。


その様子を見てこれならカナヅチは克服できると思い、次にやったのは「潜った状態から勢いよく顔を上げ、1秒間思いっきり息を吸い込む」こと。 その練習を繰り返しました。

息継ぎの練習の後は、「なにもないところで手の動きを確認する」ことです。
水泳に大事なことは、手の動きだと思います。

バタ足をしなくても手だけで泳ぐことは可能ですし、息継ぎも平泳ぎならしなくても大丈夫ですから。

布団などに寝転がった状態でクロールや平泳ぎの仕方を教えて、寝る前に繰り返し練習しているうちに、その段階でバタ足ができていることに気付きました。

さっそくプールに……

バタ足ができていることに気付いた翌日、さっそく子供とプールに行きました。


結果は、見事大成功でした!

プールに入り、今まで家で練習してきたことおさらいしました。

すると、あっさりと泳ぐことができたのです。

さすが子供ですね!

飲み込みが早いと、我が子ながら思わず感心してしまいました。